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算術演算子、代入演算子、文字列の連結

Javaの演算(算術演算子、代入演算子、文字列の連結)について説明していきます。

算術演算子、四則演算

まず、足し算、引き算、掛け算、割り算などの四則演算についてです。
以下のように記述します。
		int sample;
		
		//足し算
		sample = 1 + 1;//2
		//引き算
		sample = 10 - 1;//9
		//掛け算
		sample = 1 * 2;//2
		//割り算
		sample = 10 / 3;//3
		//余り
		sample = 10 % 3;//1
足し算と引き算は「+」と「-」を使います。
これは問題ないですね。
掛け算はアスタリスク「*」を使います。
割り算はスラッシュ「/」を使います。

上記の10 / 3は厳密には3.3333・・・ですが、int型同士の割り算のため、結果もint型の「3」になります。
どちらか一方でも実数だった場合は結果も実数で返ります(厳密にはよりデータ幅の広い型に合わせられる)が、その場合は受け取る変数の型も実数型(floatかdouble)にしなければなりません。

余りを求めるにはパーセント「%」を使います。

一度自分で色々と計算式を書いてみてどう出力されるか色々試してみてください。

文字列の連結

文字列を連結する場合もプラス「+」を使います。
String moji = "AAAA" + "CCCC";
上記のmojiという変数には「AAAACCCC」という文字列が代入されることになります。

代入演算子

値を変数に代入する時はイコール「=」を使いますが、これに「+,-,*,/」などを組み合わせて、計算結果をそのまま代入する書き方もあります。
		int a,b,c;
		//通常通り代入
		a = 1;
		b = 2;
		c = 3;
		//+=
		a += b;//a = a + bと同じ意味
		
		//-=
		a -= b;//a = a - bと同じ意味
		
		//*=
		a *= b;//a = a * bと同じ意味
		
		///=
		a /= b;//a = a / bと同じ意味
		
		//%=
		a %= b;//a = a % bと同じ意味
例えばaという変数に10を加算した文を書く時、

a = a + 10

と書くことが出来ますが、この「=」と「+」を繋げて、

a += 10

ともっと簡潔に書くことが出来ます。両方共同じ意味です。
同じように足し算だけでなく、減算、割り算、掛け算などの演算子でも上記のように同じ書き方が出来ます。
よく使う書き方ですので覚えておきましょう。

インクリメント、デクリメント

インクリメントとデクリメントについて説明しておきます。
単純に変数の値を1だけ加算 or 減算したい時に使います。
以下のコードを見てください。
		int a;
		
		a=0;

		//インクリメント
		++a;//1
		a++;//2
		//デクリメント
		--a;//1
		a--;//0
インクリメントは「++変数」か「変数++」と書き、変数の値を1加算します。
デクリメントは「--変数」か「変数--」と書き、変数の値を1減算します。

この「++」や「--」の演算子を変数の前か後ろに書くのでは少し意味が違います。
++変数」のように前に書くと「その行が実行された時」に演算されます。
変数++」のように後ろに書くと「その行が実行され終わった後に」に演算されます。
わかりにくいと思うので以下のコードを見てください。
		int a;
		
		a=0;

		System.out.println(++a);//1と表示される。
		System.out.println(a++);//1と表示される。
5行目、6行目の処理は変数の値を表示するだけのコードです。
5行目は「++a」と変数の前に演算子を書いているので、この行で変数が加算され「1」と表示されます。
ですが、6行目は「a++」と変数の後ろに演算子を書いているので、この行が実行された時は変数にはまだ値が加算されません。
なので6行目も「1」と表示されるのです。
7行目以降は、変数aの値は「2」になっています。

このような違いがありますのでご注意ください。

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