>> PHP入門トップに戻る

PDO update文実行

今回はPDOでupdate文を実行する方法について説明します。
以下のようなテーブルを準備してください。
mysql> select * from test;
+----+------+------+
| id | num  | name |
+----+------+------+
|  1 |    1 | AAA  |
|  2 |   10 | BBB  |
|  3 |  100 | CCC  |
|  4 | 1000 | DDD  |
+----+------+------+
まずはプリペアドステートメントを使った方法です。
プリペアドステートメントについては「PDO プリペアドステートメント」を参照してください。

基本的にはselect文を実行する時と一緒で以下の様な流れになります。
PDOオブジェクトの作成

prepareメソッドでSQL文をセット

bindValue or bindParamでパラメータに値をセット

executeメソッドでクエリを実行
以下のコードを見てください。
	//PDOオブジェクトの生成
	$pdo = new PDO("mysql:dbname=test;host=localhost",USERNAME,PASSWORD);
	
	//prepareメソッドでSQLをセット
	$stmt = $pdo->prepare("update test set name = 'ZZZ' where id = ?");
	
	//bindValueメソッドでパラメータをセット
	$stmt->bindValue(1,4);
	
	//executeでクエリを実行。
	$stmt->execute();
特に難しくはないですね。
executeメソッドの戻り値はクエリが成功するとTRUE、失敗するとFALSEが返るのでこれでエラーチェックが出来ます。

execメソッドでupdate文実行

次にPDOオブジェクトのexecメソッドでupdate文を実行してみましょう。
以下のコードを見てください。
	//PDOオブジェクトの生成
	$pdo = new PDO("mysql:dbname=test;host=localhost",USERNAME,PASSWORD);
	
	//execメソッドでクエリを実行。execメソッドでupdate文を実行した場合は更新件数が返る。
	$count = $pdo->exec("update test set name = 'YYY' where id = 4");
	
	echo "{$count}件データを更新しました。".PHP_EOL;
execメソッドでupdate文を実行すると更新件数が戻り値として返って来ます。
この値をチェックすることで更新件数を表示したり、条件分岐させたりできるので覚えておくと良いです。

execメソッドはただ引数のクエリを実行するだけでエスケープ処理等がされていないので注意しましょう。
ユーザ入力値などをSQL内で使用している場合は、1つ目のプリペアドステートメントを利用した方法を使いましょう。

>> 【PDO 例外処理 try catch】に進む
>> PHP入門トップに戻る