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文字列系関数

今回はC言語で知っておくと役立つ文字列形の関数について、
いくつかご紹介します。
これらの関数を使うには、string.hというヘッダファイルをインクルードして下さい。

・sprintf
→文字列を連結します
→第一引数にバッファ、第二引数にformat文字列、第三引数に対象変数を指定

・strcat
→文字列を連結します。
→第一引数と第二引数との文字列を連結
→連結後は第一引数のバッファに連結されるので、第一引数のバッファはあらかじめ多めに確保しておく。
→strncatという文字数を指定して連結できる関数もあり。

・strcpy
→文字列をコピーします。
→第一引数にバッファを指定、第二引数にコピー元の文字列を指定。
→コピー後は第一に引数のバッファにコピーされます。
→strncpyという文字数を指定してコピーできる関数もあり。

・strstr
→文字列検索用関数です。
→第一引数に検索対象文字列、第二引数に検索文字列を指定します。
→検索文字が見つかれば、その位置のポインタを、見つからなければNULLが返ります。

・puts
→文字出力用関数です。自動的に改行してくれます。
→第一引数に文字列を指定します。

・memset
→メモリ初期化用関数です。
→第一引数にバッファ、第二引数に初期値、第三引数にバッファのサイズを指定します。
→ローカル変数は宣言時はデタラメな値が入っているのでそれを初期化するときによく使われます

他にもたくさんありますが、これだけ知っていれば、特に問題ないと思います。
下記にサンプルコードを載せておきます。

#include <stdio.h>
#include <string.h>

int main(void)
{

	char buf[100]="abcde";
	char buf2[100]="fghijk";

	//文字列を連結
	strcat(buf,buf2);

	printf("%s\n",buf);

	//buf2の文字列を装飾し、bufに代入
	sprintf(buf,"文字列【%s】です。",buf2);

	printf("%s\n",buf);

	//バッファ内を初期化
	memset(buf,0,sizeof(buf));
	memset(buf,0,sizeof(buf2));

	//文字列をコピー
	strcpy(buf,"コピーしました");

	printf("%s\n",buf);

	//文字列を検索。bufにコピーという文字があるか。
	//あればNULL以外が返る
	if(strstr(buf,"コピー")!=NULL){
		//puts関数で簡単に文字表示
		puts("検索文字みつかりました");
	}else{
		puts("検索文字見つかりませんでした。");
	}

	return 0;
	
}

これを実行するとこうなります。


解説はコードの中に書いてあるので、読んでいただければ分かると思います。
全部便利な関数なので是非覚えておきましょう。
次回は関数ポインタについて説明します。


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