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コンテナ【stack】

今回はstackについて説明します。
これを使うには、stackのヘッダファイルをインクルードする必要があります。
stackの仕組みは、要素を段々上に積み上げていくイメージです。
要素を削除する時も、一番上の要素からしか削除することはできません。
関数も、

empty → コンテナが空かどうかチェック
pop → 要素を末尾から削除
push → 要素を末尾に追加
top → 末尾の要素を取得
size → 要素数を取得

これぐらいしかありません。
特定の要素へアクセスすることも、添字を使うことも不可能なのでイテレータはありません。
下記のコードを見てください。

#include <stack>

using namespace std;

int main(void)
{
	stack<int> test;

	//値をセット
	for(int i=0;i<5;++i){
		test.push(i);
	}

	//末尾要素表示
	printf("%d\n",test.top());

	//末尾要素削除
	test.pop();

	printf("%d\n",test.top());

	return 0;
}

これを実行すると、4と3が表示されます。

特に大したことをしてません。
0~4までの値を、push関数で末尾に追加し、
top関数で表示しています。
その後、pop関数で末尾要素を削除し、また表示しているだけです。
このようなことしか出来ない微妙なコンテナです(笑)
私も使ったことはないですね。
まあ、こんなものがあるんだぐらいに思っておきましょう。

次は、queueについて説明します。


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