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今日はクラスの使い方について説明します。
前回のコードを見てください。
これを実行すると10が2回表示されます。
main関数の部分を見てください。
構造体と同じように、
TEST test
のように宣言して使うことができます。
関数であれば、
変数.関数名(引数);
のようにドット.を使って関数にアクセスして実行できます。
printf関数のところでも分かるように、
クラスの変数についても、public修飾子ならば、同じように.を使ってアクセス可能です。
この宣言方法は通常の変数のように宣言して使うクラスの使い方でしたが、
このクラスを動的確保して、使う方法もあります。
以下のコードを見てください。
まず、TESTクラスのポインタtestを宣言します。
次にクラスをnew関数で指定し、動的確保します。
C言語ではmalloc関数を使ってましたが、C++のクラスではこのnew関数を使います。
使い方は
new 対象のクラス
これを実行すると、対象のクラスを動的確保して、そのポインタを返却してくれます。失敗すればNULLが返ります。
この、new関数は通常の型の動的確保にも使うことが出来ます。
例えば今まで、
(int*)malloc(4*sizeof(int))
と確保してたものは、
new int[4];
と書くだけでよいです。
newの後に型と、その型をいくつ確保するかを[]で指定します。C言語でやってたようなキャストは必要ありません。
さて、動的確保したので、次に関数を実行するのですが、
ここではアロー演算子を使います。
C言語の学習の時に、構造体のポインタの説明のところで学習しましたよね?
このアロー演算子を使えば、各関数や変数が使えます。
最後に、メモリの動的確保をしたのでその解放処理を行ってやらねばなりません。
newで確保したメモリは、delete関数で、解放してやります。
使い方は。
delete newで確保した時のポインタ
です。
deleteの後ろに、new関数で確保した時のポインタを指定するだけです。
今回の場合はtest変数ですね。
これを実行してやれば、問題なくメモリは解放されます。
もし、配列として確保した場合は、次のようにして解放する必要があります。
int *test;
test=new int[4];
delete [] test;
このように、int[4]などと配列として確保した場合は、
deleteの後に[]の括弧を書いて、その後にポインタ変数を書きます。
これで配列として確保したメモリは解放することができます。
通常の解放と配列としての解放の違いに注意しましょう。
今回の説明は以上です。
次回はコンストラクタとデストラクタについて説明します。
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クラスの使い方
前回のコードを見てください。
#include <stdio.h> //クラス定義 class TEST{ public: int figure; void calc(int temp){ figure=temp; printf("%d\n",temp); } }; int main(void) { TEST test; test.calc(10); printf("%d\n",test.figure); return 0; }
これを実行すると10が2回表示されます。
main関数の部分を見てください。
構造体と同じように、
TEST test
のように宣言して使うことができます。
関数であれば、
変数.関数名(引数);
のようにドット.を使って関数にアクセスして実行できます。
printf関数のところでも分かるように、
クラスの変数についても、public修飾子ならば、同じように.を使ってアクセス可能です。
この宣言方法は通常の変数のように宣言して使うクラスの使い方でしたが、
このクラスを動的確保して、使う方法もあります。
以下のコードを見てください。
#include <stdio.h> class TEST{ public: int figure; void calc(int temp){ figure=temp; printf("%d\n",temp); } }; int main(void) { //クラスTESTのポインタを宣言 TEST *test; //newを使って動的確保 test=new TEST; //アロー演算子を使って関数にアクセスし実行。 test->calc(10); printf("%d\n",test->figure); delete test; return 0; }
まず、TESTクラスのポインタtestを宣言します。
次にクラスをnew関数で指定し、動的確保します。
C言語ではmalloc関数を使ってましたが、C++のクラスではこのnew関数を使います。
使い方は
new 対象のクラス
これを実行すると、対象のクラスを動的確保して、そのポインタを返却してくれます。失敗すればNULLが返ります。
この、new関数は通常の型の動的確保にも使うことが出来ます。
例えば今まで、
(int*)malloc(4*sizeof(int))
と確保してたものは、
new int[4];
と書くだけでよいです。
newの後に型と、その型をいくつ確保するかを[]で指定します。C言語でやってたようなキャストは必要ありません。
さて、動的確保したので、次に関数を実行するのですが、
ここではアロー演算子を使います。
C言語の学習の時に、構造体のポインタの説明のところで学習しましたよね?
このアロー演算子を使えば、各関数や変数が使えます。
最後に、メモリの動的確保をしたのでその解放処理を行ってやらねばなりません。
newで確保したメモリは、delete関数で、解放してやります。
使い方は。
delete newで確保した時のポインタ
です。
deleteの後ろに、new関数で確保した時のポインタを指定するだけです。
今回の場合はtest変数ですね。
これを実行してやれば、問題なくメモリは解放されます。
もし、配列として確保した場合は、次のようにして解放する必要があります。
int *test;
test=new int[4];
delete [] test;
このように、int[4]などと配列として確保した場合は、
deleteの後に[]の括弧を書いて、その後にポインタ変数を書きます。
これで配列として確保したメモリは解放することができます。
通常の解放と配列としての解放の違いに注意しましょう。
今回の説明は以上です。
次回はコンストラクタとデストラクタについて説明します。
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