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今回は描画する物体を斜めに移動させる方法を説明します。
実は基本編7章で、既に斜め移動が出来るコードのサンプルを掲載しています。
下記がそのコードです。
これを実行すると以下のように動かすことが出来ます。
斜めに移動できてますよね?
ですが、普通に横移動するのと比べてスピードが速くないですか?
当然です。
上記のコードだと、例えば、右キーと上キーを同時に押したとき、
右に6、上に6だけ移動します。
移動前の位置とその移動後の位置、Xを6だけ移動させた位置とを線で結ぶと
直角2等辺三角形ができます。
直角二等辺三角形の辺の長さの割合は1対1対ルート2です。
つまり斜めの距離は単純に6移動するより、ルート2倍だけ長いことがわかります。
だから斜め移動するときだけスピードが上がってしまったんですね。
つまり、一ループ分の移動距離6に対してルート2分の1倍してやれば、
正しい距離が求められることになります。
ルート2は1.41・・・・で、それで1を割ると0.709・・・ぐらいになります。
多少の誤差はありますが、通常の移動距離に0.71をかけることで
斜めの距離が求められることがわかります。
コードで表すと以下のようになります。
下記の動画のように斜め移動の速度も調整されていることが分かります。
方法としては、移動係数用の変数を持たせておき、
方向キーの左右どちらかがおされたときに、上下キーのどちらかが押されていれば、
斜め移動することになるので、その場合のときだけ移動係数を0.71にします。
斜め移動してなければ、通常移動なので1.0にします。
その後は、各キーに従った移動量にその係数をかけるだけです。
これで斜め移動及び通常移動の制御が出来ます。
今回の説明は以上です。
次回はキャラを滑らせる方法を説明します。
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斜めに移動させる
実は基本編7章で、既に斜め移動が出来るコードのサンプルを掲載しています。
下記がそのコードです。
#include "DxLib.h"
// プログラムは WinMain から始まります
int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow )
{
ChangeWindowMode(TRUE);
if( DxLib_Init() == -1 ) // DXライブラリ初期化処理
{
return -1 ; // エラーが起きたら直ちに終了
}
//グラフィックハンドル
int gh;
//キー取得用配列
char key[256];
//x座標
int x=300,y=240;
//画像読み込み
gh = LoadGraph("char.png");
//描画先を裏画面に設定
SetDrawScreen(DX_SCREEN_BACK);
while(ScreenFlip()==0 && ProcessMessage()==0 && ClearDrawScreen()==0 && GetHitKeyStateAll(key)==0){
DrawGraph(x,y,gh,TRUE);
if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1){
x-=6;
}
if(key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
x+=6;
}
if(key[KEY_INPUT_UP]==1){
y-=6;
}
if(key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
y+=6;
}
if(key[KEY_INPUT_ESCAPE]==1){
break;
}
}
DxLib_End() ; // DXライブラリ使用の終了処理
return 0 ; // ソフトの終了
}
これを実行すると以下のように動かすことが出来ます。
斜めに移動できてますよね?
ですが、普通に横移動するのと比べてスピードが速くないですか?
当然です。
上記のコードだと、例えば、右キーと上キーを同時に押したとき、
右に6、上に6だけ移動します。
移動前の位置とその移動後の位置、Xを6だけ移動させた位置とを線で結ぶと
直角2等辺三角形ができます。
直角二等辺三角形の辺の長さの割合は1対1対ルート2です。
つまり斜めの距離は単純に6移動するより、ルート2倍だけ長いことがわかります。
だから斜め移動するときだけスピードが上がってしまったんですね。
つまり、一ループ分の移動距離6に対してルート2分の1倍してやれば、
正しい距離が求められることになります。
ルート2は1.41・・・・で、それで1を割ると0.709・・・ぐらいになります。
多少の誤差はありますが、通常の移動距離に0.71をかけることで
斜めの距離が求められることがわかります。
コードで表すと以下のようになります。
#include "DxLib.h"
// プログラムは WinMain から始まります
int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow )
{
ChangeWindowMode(TRUE);
if( DxLib_Init() == -1 ) // DXライブラリ初期化処理
{
return -1 ; // エラーが起きたら直ちに終了
}
//グラフィックハンドル
int gh;
//キー取得用配列
char key[256];
//x座標
int x=300,y=240;
//画像読み込み
gh = LoadGraph("char.png");
//描画先を裏画面に設定
SetDrawScreen(DX_SCREEN_BACK);
//移動係数
float move=1.0f;
while(ScreenFlip()==0 && ProcessMessage()==0 && ClearDrawScreen()==0 && GetHitKeyStateAll(key)==0){
DrawGraph(x,y,gh,TRUE);
if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1 || key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
if(key[KEY_INPUT_UP]==1 || key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
//移動係数を0.71に設定
move=0.71f;
}else{
//斜めじゃなければ1.0に設定
move=1.0f;
}
}else if(key[KEY_INPUT_UP]==1 || key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
move=1.0f;
}
if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1){
x-=(int)6*move;
}
if(key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
x+=(int)6*move;
}
if(key[KEY_INPUT_UP]==1){
y-=(int)6*move;
}
if(key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
y+=(int)6*move;
}
if(key[KEY_INPUT_ESCAPE]==1){
break;
}
}
DxLib_End() ; // DXライブラリ使用の終了処理
return 0 ; // ソフトの終了
}
下記の動画のように斜め移動の速度も調整されていることが分かります。
方法としては、移動係数用の変数を持たせておき、
方向キーの左右どちらかがおされたときに、上下キーのどちらかが押されていれば、
斜め移動することになるので、その場合のときだけ移動係数を0.71にします。
斜め移動してなければ、通常移動なので1.0にします。
その後は、各キーに従った移動量にその係数をかけるだけです。
これで斜め移動及び通常移動の制御が出来ます。
今回の説明は以上です。
次回はキャラを滑らせる方法を説明します。
>> 【キャラを滑らせる】に進む
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