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文字コードを変換してファイル書き込み

Javaで文字コードを変換してファイルに書き込む方法を説明します。

私が知ってる方法としては2つあります。

OutputStreamWriterを使う

一つ目の方法は「OutputStreamWriterクラス」を使う方法です。
以下のコードを見てください。
package file;

import java.io.BufferedWriter;
import java.io.FileOutputStream;
import java.io.IOException;
import java.io.OutputStreamWriter;

public class FileTest{
	
	public static void main(String[] args){
		
		FileOutputStream fo = null;
		OutputStreamWriter osw = null;
		BufferedWriter bw = null;
		
		try {
			//インスタンス生成
			fo = new FileOutputStream("output.txt");
			osw = new OutputStreamWriter(fo,"SHIFT_JIS");
			bw = new BufferedWriter(osw);
			
			String tmp = "あいうえお\r\nかきくけこ";
			
			//書き込み
			bw.write(tmp);
			
			
		} catch (Exception e){
			e.printStackTrace();
		}finally{
			
			try {
				bw.close();
			} catch (IOException e) {
				e.printStackTrace();
			}
		}

	}
	
}
インスタンス生成部分を見てください。
	//インスタンス生成
	fo = new FileOutputStream("output.txt");
	osw = new OutputStreamWriter(fo,"SHIFT_JIS");
	bw = new BufferedWriter(osw);
まず、FileOutputStreamのコンストラクタの引数にファイル名を指定してFileOutputStreamインスタンスを生成します。
次に「OutputStreamWriterクラス」のコンストラクタの第1引数にFileOutputStreamのインスタンスを、第2引数に「書き込むファイルの文字コード」を指定します。
上記の例では文字コードをSHIFT_JISとして書き込もうとしてるファイルなので「SHIFT_JIS」と書いていますが、UTF-8なら「UTF-8」等と指定します。
表記としては「SJIS」や「utf8」みたいに幾つか色々な表記が可能なようですので、そちらはググッて調べてください。

最後にこのOutputStreamWriterクラスのインスタンスをBufferedWriterクラスのコンストラクタの引数に指定し、BufferedWriterのインスタンスを生成します。
このようにOutputStreamWriterで橋渡しすることによって、SHIFT_JISの文字コードに変換しながらファイルに書き込んでくれるというわけです。

次に実際に書き込む部分です。
	String tmp = "あいうえお\r\nかきくけこ";
			
	//書き込み
	bw.write(tmp);
ここは普通のテキストファイルの書き込みと変わりません。
BufferedWriterの「writeメソッド」にString型の文字列を指定して書き込むだけです。
上記だと「あいうえお\r\nかきくけこ」という文字列を書き込んでいるので、
あいうえお
かきくけこ
という風にファイルに書き込まれます。
※「\r\n」は行頭復帰&改行を意味します。

以上が「OutputStreamWriterrクラス」を使って文字コードを変換してファイルに書き込む方法でした。

StringクラスのgetBytesメソッドを使う

もうひとつは「Stringクラス」の「getBytesメソッド」を利用する方法です。
以下のコードを見てください。
package file;

import java.io.BufferedOutputStream;
import java.io.FileOutputStream;
import java.io.IOException;

public class FileTest{
	
	public static void main(String[] args){
		
		FileOutputStream fo = null;
		BufferedOutputStream bo = null;
		
		try {
			//インスタンス生成
			fo = new FileOutputStream("output.txt");
			bo = new BufferedOutputStream(fo);
			
			String tmp = "あいうえお\r\nかきくけこ";
			
			//StringクラスのgetBytesメソッドで文字コードを変換したbyte配列で取得
			byte test[] = tmp.getBytes("SHIFT_JIS");
			
			
			//書き込み
			bo.write(test);
			
		} catch (Exception e){
			e.printStackTrace();
		}finally{
			
			try {
				bo.close();
			} catch (IOException e) {
				e.printStackTrace();
			}
			
		}

	}
	
}
インスタンス生成部分は難しくないので詳しくは説明しませんが、byte型配列をファイルにそのまま書き込むのでFileOutputStreamとBufferedOutputStreamクラスを使います。

データ書き込み部分です。
	String tmp = "あいうえお\r\nかきくけこ";
			
	//StringクラスのgetBytesメソッドで文字コードを変換したbyte配列で取得
	byte test[] = tmp.getBytes("SHIFT_JIS");
			
			
	//書き込み
	bo.write(test);
見ていただくと分かるようにStringクラスの「getBytesメソッド」を実行しています。
getBytesメソッド」の引数には「文字コード」を指定します。
このメソッドを実行することで、文字列を指定した文字コードに変換して、byte配列として取得できます。
後はこのbyte配列をBufferedOutputStreamの「writeメソッド」で書き込むだけです。

簡単ですよね。

以上、文字コードを変換してファイルに書き込む方法でした。


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