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クラスについて

今回はクラスについて説明します。
JavaScriptにもクラスという概念があります。
まずはコードを見てください。

var OBJECT = function(n,a){
	this.name=n;
	this.age=a;
	this.display = function(){
		alert("名前は"+this.name+"で、年齢は"+this.age+"歳です。");
	}
}

上記のコードはOBJECTというクラスを作っている例です。
クラスに見えないかもしれませんが、
C言語的に言うと、
OBJECTという名前の関数ポインタにfunction以下の内容を代入している、と言った感じでしょうか。
上記のthis.変数となっているのが、クラスのメンバ変数になります。
this.displayとなっているのはメンバ関数のことです。
そもそもクラスのメンバ関数という概念はJavaScriptにはないんですが、
this.displayというメンバ変数に関数を代入して、関数として定義しています。
ちなみにこのfunction以下が全てコンストラクタになります。
コンストラクタとはnew演算子でオブジェクトを生成した時に、最初に実行される関数のことです。
引数nとaをとって、this.nameとthis.ageに代入した後、
this.displayにその次のfunction以下の関数を代入する、というコンストラクタになります。
ちょっと実行してみましょう↓

実行されましたね?
実行したコードは以下です。

function classtest1(){
	
	var temp=new OBJECT("管理人",100);
	temp.display();
}


まず、new演算子で、OBJECTクラスに引数を渡してインスタンスを作り、それをtemp変数に実行しています。
その後、temp.display();と書いて関数を実行しています。
ちゃんとコンストラクタに渡した引数が表示されているのがわかりますね?
これがJavaScriptのクラスになります。

これだけで知っていればクラスとしては十分使えます。
ですが、もっとクラスについて詳しく知っているとより便利な使い方ができるので、
次回は、さらにクラスへのメソッド等の追加について、詳しく説明します。


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