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変数

今回は変数について説明します。
前回の講座で説明したとおり、PHPは基本的に型を定義せずに使えます。
変数の前には$マークをつけます。

$test = 値

上記のように書きます。
最初に言ったとおり、型を書く必要はありません。
文字列ならstring型に、整数を代入すればint型に、小数を代入すればfloat型になります。

変数名のルールは、英字大文字小文字、数字、アンダーバーが使えます。
最初の文字は、アンダーバーか英字にする必要があります。


次に、グローバル変数について説明します。
下記のコードを見てください。

1<?php
2    //グローバル変数
3    $test=1;
4 
5    function test(){
6        //ローカル変数(外部からはアクセス不可。関数実行後に消滅)
7        $test2=2;
8    }
9?>

まだ説明してませんが、function~の部分が関数です。
グローバル変数は関数外に書いたものがグローバル変数となります。
逆に関数内に書いた変数はローカル変数となります。
グローバル変数は他の関数からも共有でき、プログラム終了時まで消滅しませんが、
ローカル変数は外部からはアクセスできず、関数の実行が終了した時点で消滅します。

グローバル変数に関数内部からアクセスしたい場合は、

01<?php
02    //グローバル変数
03    $test=1;
04 
05    function test(){
06        //global変数にアクセス
07        global $test;
08         
09        echo $test;
10    }
11?>

のように、先頭にglobalをつけて変数を宣言する必要があります。
宣言後は通常の変数のように扱えます。
また、PHPが定義す る配列$GLOBALSを使って、下記のようにもアクセスできます。

1<?php
2    //グローバル変数
3    $test=1;
4 
5    function test(){
6        //global変数にアクセス
7        echo $GLOBALS['TEST'];
8    }
9?>

配列についても後ほど説明しますが、

$GLOBALS["グローバル変数名"];

と書くだけで、グローバル変数にアクセスすることができます。

またローカル変数でも、static指定子をつければ、
変数が消滅せずにプログラム終了まで値が保持されます。
書き方は、前にstaticとつけるだけです。

static $test;

と書くだけです。

変数の説明は以上になります。

次回は文字の出力について説明します。


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