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今回はグループボックスの作成について説明します。
グループボックスもボタンの一種なので、CreateWindow関数に、
buttonを指定します。
第二引数にはグループの名前を指定します。
ウィンドウスタイルにはBS_GROUPBOXスタイルを指定します。
下記のコードをごらん下さい。
これを実行すると下記のような画面が表示されます。
グループボックスはただ枠線で囲むだけのコントロールです。
通常のボタンのようなWM_COMMANDなどのメッセージは発生しません。
第二引数に指定した文字列がグループボックスの名前として表示されます。
第四、第五引数の位置については、グループボックスの左上隅の座標を指定します。
上記のようにラジオボタンなどを一つのグループであることを示すために、
コントロールを囲む役目としてよく利用されます。
以上で、グループボックスの作成についての説明は終わりです。
次回はリストボックスの作成について説明します。
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グループボックスの作成
グループボックスもボタンの一種なので、CreateWindow関数に、
buttonを指定します。
第二引数にはグループの名前を指定します。
ウィンドウスタイルにはBS_GROUPBOXスタイルを指定します。
下記のコードをごらん下さい。
#include <windows.h> #define MSG(m) {\ MessageBoxA(NULL,m,NULL,MB_OK);} //ウィンドウハンドル HWND hwnd; //インスタンスハンドル HINSTANCE hinst; //ウィンドウ横幅 #define WIDTH 500 #define HEIGHT 300 //ボタンウィンドウハンドル HWND hwnd_child,hwnd_child2,hwnd_child3,hwnd_child4; enum{ CHILD_ID=1, CHILD_ID2, CHILD_ID3, CHILD_ID4, CHILD_ID5, CHILD_ID6 }; LRESULT CALLBACK WinProc(HWND hwnd,UINT msg,WPARAM wp,LPARAM lp) { switch(msg){ case WM_DESTROY: PostQuitMessage(0); return 0; case WM_COMMAND: if(LOWORD(wp)==CHILD_ID){ if(BST_CHECKED==SendMessage(hwnd_child,BM_GETCHECK,0,0)){ SetWindowText(hwnd,"チェックされています"); }else{ SetWindowText(hwnd,"チェックされていません"); } } break; } return DefWindowProc(hwnd,msg,wp,lp); } int WINAPI WinMain(HINSTANCE hInstance,HINSTANCE hPrevInstance,LPSTR lpCmdLine,int nShowCmd) { MSG msg; WNDCLASS wc; wc.style=CS_HREDRAW | CS_VREDRAW; wc.lpfnWndProc=WinProc; wc.cbClsExtra=wc.cbWndExtra=0; wc.hInstance=hInstance; wc.hCursor=wc.hIcon=NULL; wc.hbrBackground=(HBRUSH)GetStockObject(BLACK_BRUSH); wc.lpszClassName="test"; wc.lpszMenuName=NULL; if(!RegisterClass(&wc)){ MSG("クラスの登録失敗"); return -1; } hwnd=CreateWindowA("test","テストウィンドウ",WS_VISIBLE | WS_SYSMENU | WS_CAPTION | WS_MINIMIZEBOX, 0,0,WIDTH,HEIGHT,NULL,NULL,hinst,NULL); //1グループ目 hwnd_child=CreateWindowA("button","ボタン1",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_AUTORADIOBUTTON | WS_GROUP, 20,40,100,30,hwnd,(HMENU)CHILD_ID,hInstance,NULL); hwnd_child=CreateWindowA("button","ボタン2",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_AUTORADIOBUTTON, 20,100,100,30,hwnd,(HMENU)CHILD_ID2,hInstance,NULL); //2グループ目 hwnd_child=CreateWindowA("button","ボタン3",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_AUTORADIOBUTTON | WS_GROUP, 200,40,100,30,hwnd,(HMENU)CHILD_ID3,hInstance,NULL); hwnd_child=CreateWindowA("button","ボタン4",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_AUTORADIOBUTTON, 200,100,100,30,hwnd,(HMENU)CHILD_ID4,hInstance,NULL); //グループボックス作成 CreateWindowA("button","グループ1",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_GROUPBOX, 10,10,120,180,hwnd,(HMENU)CHILD_ID5,hInstance,NULL); CreateWindowA("button","グループ2",WS_VISIBLE | WS_CHILD | BS_GROUPBOX, 190,10,120,180,hwnd,(HMENU)CHILD_ID6,hInstance,NULL); if(hwnd==NULL || hwnd_child==NULL){ MSG("ウィンドウ作成失敗"); return -1; } //インスタンスハンドル hinst=hInstance; //エラーチェック用変数 int check; while(check=GetMessage(&msg,NULL,0,0)){ if(check==-1){ break; } TranslateMessage(&msg); DispatchMessage(&msg); } //クラス解放 UnregisterClass("test",hinst); return 0; }
これを実行すると下記のような画面が表示されます。
グループボックスはただ枠線で囲むだけのコントロールです。
通常のボタンのようなWM_COMMANDなどのメッセージは発生しません。
第二引数に指定した文字列がグループボックスの名前として表示されます。
第四、第五引数の位置については、グループボックスの左上隅の座標を指定します。
上記のようにラジオボタンなどを一つのグループであることを示すために、
コントロールを囲む役目としてよく利用されます。
以上で、グループボックスの作成についての説明は終わりです。
次回はリストボックスの作成について説明します。
>> 【リストボックスの作成】に進む
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