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キャラをジャンプさせよう

今回はキャラのジャンプをさせてみます。

これもアルゴリズムさえ分かれば簡単です。
ジャンプのアルゴリズムはたくさんありますが、
今回は加減算だけでできるアルゴリズムをご紹介します。
コードは下記のような感じです。

		//ジャンプ処理
		if(jflag==true){
			y_temp = y;
			y +=(y-y_prev)+1;
			y_prev = y_temp;
			if(y==360)
				jflag=false;
			
		}

		if(key[KEY_INPUT_SPACE]==1 && jflag==false){
			jflag=true;
			y_prev=y;
			y=y-10;
		}
		

今回はスペースキーでジャンプするとします。
あらかじめジャンプしたことを示すフラグ用変数と、
前回のY座標の位置を保存する変数を用意しておきます。

まず、下のif文の方からですが、まず押した瞬間にフラグをtrueにしています。
今はジャンプ中ですよという意味ですね。
次にy座標を保存したあとに、-20を引いてます。
これは最初の1ループ目のy座標の移動量を示しています。

これでフラグが立ったので、次の2ループ目で、
上のif文の処理が行われます。
ここの公式はもうそのまま覚えてください。
現在のy座標から前回のy座標を引いた値を現在のY座標に足した後に1をプラスします。
上に行くほど座標は小さくなるので、必然的にY座標から前回の座標を引くとマイナスになります。

この計算を元の位置であるY座標が360になるまで続けます。
するとYの移動量は以下のようになります。
[0,-10,-19, -27, -34, -40, -45,-49, -52, -54, -55, -55, -54, -52, -49, -45, -40, -34, -27, -19, -10, 0]
まるで放物線を描いているようですよね?
この移動量を毎回Yに足しているので、ジャンプが表現できるというわけです。
360になったらフラグを元に戻します。これでまたジャンプボタンが押せるようになります。

以下にコードのサンプルを示します。

#include "DxLib.h"

// プログラムは WinMain から始まります
int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow )
{
	ChangeWindowMode(TRUE);

	if( DxLib_Init() == -1 )		// DXライブラリ初期化処理
	{
		return -1 ;			// エラーが起きたら直ちに終了
	}

	//キー取得用配列
	char key[256];

	//x座標
	int x=300,y=360,y_prev=0,y_temp=0;

	//ジャンプしてるかのフラグ。
	bool jflag=false;



	//グラフィックハンドル格納用配列
	int gh[12];


	//画像読み込み
	LoadDivGraph("charall.png",12,3,4,49,66,gh);

	//移動係数
	float move=1.0f;

	//横方向と縦方向のカウント数。
	int xcount=0,ycount=0;
	//添字用変数
	int ix=0,iy=0,result=0;


	while(ScreenFlip()==0 && ProcessMessage()==0 && ClearDrawScreen()==0 && GetHitKeyStateAll(key)==0){

		if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1 || key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
			
			if(key[KEY_INPUT_UP]==1 || key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
				//移動係数を0.71に設定
				move=0.71f;
			}else{
				//斜めじゃなければ1.0に設定
				move=1.0f;
			}
		}else if(key[KEY_INPUT_UP]==1 || key[KEY_INPUT_DOWN]==1){
			move=1.0f;
		}
		
		
		if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1){
			x-=(int)4*move;
		}
		if(key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
			x+=(int)4*move;

		}

		
		//ジャンプ処理

		if(jflag==true){
			y_temp = y;
			y +=(y-y_prev)+1;
			y_prev = y_temp;
			if(y==360)
				jflag=false;
			
		}

		if(key[KEY_INPUT_SPACE]==1 && jflag==false){
			jflag=true;
			y_prev=y;
			y=y-20;
		}




		if(key[KEY_INPUT_LEFT]==1){
			if(xcount>0)
				xcount=0;
			--xcount;
				
		}
		if(key[KEY_INPUT_RIGHT]==1){
			if(xcount<0)
				xcount=0;
			++xcount;
		}


		//カウント数から添字を求める。
		ix=abs(xcount)%30/10;
		iy=abs(ycount)%30/10;

		//xカウントがプラスなら右向きなので3行目の先頭添字番号を足す。
		if(xcount>0){
			ix+=3;
			result=ix;
		}else if(xcount<0){
			//マイナスなら左向きなので、4行目の先頭添字番号を足す。
			ix+=9;
			result=ix;
		}

		DrawGraph(x,y,gh[result],TRUE);


		//押されてなければカウントをゼロにする。
		if(key[KEY_INPUT_LEFT]!=1 && key[KEY_INPUT_RIGHT]!=1){
			xcount=0;
		}

		if(key[KEY_INPUT_ESCAPE]==1){

			break;
		}
		
	}

	DxLib_End() ;				// DXライブラリ使用の終了処理

	return 0 ;				// ソフトの終了 
}

以下の動画のようにジャンプすることが可能です。


上記のコードではY座標の移動のコードと画像切り換えのコードは省いています。
ジャンプするのに空中に移動できたらおかしいですしね(笑)

これ以外にも物理の法則を使った方法等もありますが、
私は数学が嫌い(笑)ですので、他のサイトを参考にして下さい。

今回の説明は以上です。
次回はキャラクタの移動の制御を行います。

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