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今回はJavaのクラスの作成について説明します。
クラスの作成については、「パッケージ、クラスの作成、mainメソッド」のページで少し説明しましたが、今回はもっと詳しく説明していきます。
まず、クラスの作成の仕方についてですが、
フィールドというのはこのクラスが保持している変数のことです。
メソッドというのは、計算とか変数に代入したりだとか色々な処理がありますが、それらの処理をまとめたものです。
メソッドでは引数と呼ばれる何かしらの値や変数を渡して処理したり、返り値という処理後の結果などの値を返すことが出来ます。
修飾子というのは、public,protected,private等のアクセス修飾子や、static,final,abstractなどの修飾子があり、意味としてはそのクラスやフィールド、メソッドのアクセス制限などの性質を表すものです。
この修飾子に関しては別のページで詳しく説明します。
では一度サンプルのコードをお見せします。
ではいくつか詳しく説明していきます。
●フィールド、メソッドへのアクセスについて
5,6行目でフィールドを定義しています。
クラス内の「staticが付いていないメソッド」からはそのままフィールド名を書くか、「this.」を付けることでフィールドにアクセスできます。
メソッド内でフィールド名と同じ名前のローカル変数を定義した場合は区別するために「this.」を付けてアクセスしなければなりません。
●返り値が必要ないメソッドについて
返り値が必要ない場合は、29行目のように「void」と書きます。
返り値をメソッドの呼び出し元へ返すには27行目のように「return」を使います。
returnの後ろに変数か値を指定することで、メソッドの呼び出し元にその値を返すことができます。
●インスタンスについて
クラスを定義して実際に利用するには「インスタンス」を生成する必要があります。
11行目「Test obj = new Test();」と書いてるように、「new クラス名();」と書くとインスタンスが生成されるので、そのクラス型の変数に対して代入します。
「new クラス名();」のカッコ内には「コンストラクタ」と呼ばれるインスタンス生成時に呼ばれるメソッドの引数を指定するのですが、この辺はまた別のページで説明します。
●インスタンス生成後のメソッドの呼び出しについて
実際にメソッドを呼び出すには、「インスタンス」を生成し、14行目のようにそのインスタンスから「.メソッド名(引数)」と書くことで呼び出せます。
返り値がある場合は、17行目のように変数に代入するような感じで右辺に書いたり、別のメソッドの引数内で呼び出したりします。
●クラス内でのメソッドの呼び出し
25行目のようにクラス内で定義してる別のメソッドを呼び出す場合は、メソッド名だけで呼び出せますし、「this.」を付けても呼び出すことが出来ます。
ちなみにこのコードを実行するとコンソールに「20」が表示されます。
14行目のtest2メソッドで「10」を渡して、17行目のtestメソッド実行時に先程渡した値が10プラスされて返ってくるからです。
以上が、基本的なクラスの説明です。
なお、mainメソッドもTestクラスの一部ですが、定義したフィールドやメソッドにはそのままアクセスすることは出来ません。
これはmainメソッドに「static」という修飾子が付いているからです。
これが付いていると、そのクラスのフィールドやメソッドにはインスタンスを生成しない限りアクセスできません。
この辺についてはまた別のページで説明します。
>> 【フィールド(メンバー変数)、ローカル変数】に進む
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クラスの作成、フィールド、メソッドの定義
クラスの作成については、「パッケージ、クラスの作成、mainメソッド」のページで少し説明しましたが、今回はもっと詳しく説明していきます。
まず、クラスの作成の仕方についてですが、
修飾子 class クラス名{ 修飾子 型 フィールド名; 修飾子 型 フィールド名; 修飾子 戻り値の型 メソッド名(引数の型 引数名){ ~~メソッドの処理~~ } }のように書きます。
フィールドというのはこのクラスが保持している変数のことです。
メソッドというのは、計算とか変数に代入したりだとか色々な処理がありますが、それらの処理をまとめたものです。
メソッドでは引数と呼ばれる何かしらの値や変数を渡して処理したり、返り値という処理後の結果などの値を返すことが出来ます。
修飾子というのは、public,protected,private等のアクセス修飾子や、static,final,abstractなどの修飾子があり、意味としてはそのクラスやフィールド、メソッドのアクセス制限などの性質を表すものです。
この修飾子に関しては別のページで詳しく説明します。
では一度サンプルのコードをお見せします。
package base; public class Test { private int value; private int value2; public static void main(String[] args) { //クラスTestのインスタンスを生成 Test obj = new Test(); //メソッドtes2の呼び出し obj.test2(10); //メソッドtestを呼び出して、値を受け取る int num = obj.test(); //表示 System.out.println(num); } public int test(){ //クラス内のメソッドはメソッド名だけで呼び出し可能(thisを付けてもOK) test3(); return value; } public void test2(int tmp){ //変数valueに代入 value=tmp; //thisを付けてもOK this.value2 = tmp; } private void test3(){ value += 10; } }このような感じでクラスを定義します。
ではいくつか詳しく説明していきます。
●フィールド、メソッドへのアクセスについて
5,6行目でフィールドを定義しています。
クラス内の「staticが付いていないメソッド」からはそのままフィールド名を書くか、「this.」を付けることでフィールドにアクセスできます。
メソッド内でフィールド名と同じ名前のローカル変数を定義した場合は区別するために「this.」を付けてアクセスしなければなりません。
●返り値が必要ないメソッドについて
返り値が必要ない場合は、29行目のように「void」と書きます。
返り値をメソッドの呼び出し元へ返すには27行目のように「return」を使います。
returnの後ろに変数か値を指定することで、メソッドの呼び出し元にその値を返すことができます。
●インスタンスについて
クラスを定義して実際に利用するには「インスタンス」を生成する必要があります。
11行目「Test obj = new Test();」と書いてるように、「new クラス名();」と書くとインスタンスが生成されるので、そのクラス型の変数に対して代入します。
「new クラス名();」のカッコ内には「コンストラクタ」と呼ばれるインスタンス生成時に呼ばれるメソッドの引数を指定するのですが、この辺はまた別のページで説明します。
●インスタンス生成後のメソッドの呼び出しについて
実際にメソッドを呼び出すには、「インスタンス」を生成し、14行目のようにそのインスタンスから「.メソッド名(引数)」と書くことで呼び出せます。
返り値がある場合は、17行目のように変数に代入するような感じで右辺に書いたり、別のメソッドの引数内で呼び出したりします。
●クラス内でのメソッドの呼び出し
25行目のようにクラス内で定義してる別のメソッドを呼び出す場合は、メソッド名だけで呼び出せますし、「this.」を付けても呼び出すことが出来ます。
ちなみにこのコードを実行するとコンソールに「20」が表示されます。
14行目のtest2メソッドで「10」を渡して、17行目のtestメソッド実行時に先程渡した値が10プラスされて返ってくるからです。
以上が、基本的なクラスの説明です。
なお、mainメソッドもTestクラスの一部ですが、定義したフィールドやメソッドにはそのままアクセスすることは出来ません。
これはmainメソッドに「static」という修飾子が付いているからです。
これが付いていると、そのクラスのフィールドやメソッドにはインスタンスを生成しない限りアクセスできません。
この辺についてはまた別のページで説明します。
>> 【フィールド(メンバー変数)、ローカル変数】に進む
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