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Javaでバイナリデータの書き込みを行うには基本的に二つのクラスを使います。
「FileOutputStreamクラス」と「BufferedOutputStreamクラス」です。
テキストファイルの書き込みの時とはクラスが違うだけで仕組み的にはほとんど一緒で、FileOutputStreamクラスでファイルに書き込むための出力ストリームを作成し、バッファリングして効率よくデータを書き込む為に必要なのがBufferedOutputStreamです。
それではコードを見てください。
これでインスタンス生成部分はOKです。
この後実際にファイルへバイナリデータを書き込んでいきますが、BufferedOutputStreamクラスの「writeメソッド」を使います。
「int型」も指定できますが、1バイトで表現できる範囲なので「-128~255」までの値でないといけません。
この範囲を超えてしまうと正しい数値が書き込まれなくなるのでこの方法ではbyte型で書き込むようにしたほうがいいと思います。
他のデータ型を書き込む方法は後ほど説明します。
writeメソッドで書き込んだら、テキストファイルの時と同じように「flushメソッド」でバッファの内容を出力先に書き出してあげます。
わからない人はテキストファイルの書き込みの説明のページを参照してください。
後は最後に出力ストリームを閉じるだけです。
BufferedOutputStreamクラスの「closeメソッド」を実行します。
これで全ての処理が完了です。
とりあえずこれでbyte型のバイナリデータを書き込む事が出来ました。
では、次に書き込み部分のコードです。
その後のflushメソッドやcloseメソッドは先ほどと同じように実行します。
このようにJavaで扱うデータ型のバイナリデータもDataOutputStreamを使えばファイルに書き込むことが出来ます。
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バイナリデータ書き込み FileOutputStream,BufferedOutputStream,DataOutputStream
「FileOutputStreamクラス」と「BufferedOutputStreamクラス」です。
テキストファイルの書き込みの時とはクラスが違うだけで仕組み的にはほとんど一緒で、FileOutputStreamクラスでファイルに書き込むための出力ストリームを作成し、バッファリングして効率よくデータを書き込む為に必要なのがBufferedOutputStreamです。
それではコードを見てください。
public class FileTest {
public static void main(String[] args) {
FileOutputStream fo = null;
BufferedOutputStream bo = null;
try {
//インスタンス生成
bo = new BufferedOutputStream(new FileOutputStream("binary.dat"));
byte tmp = 10;
byte tmp2 = 50;
//書き込み
bo.write(tmp);
bo.write(tmp2);
//ストリームをフラッシュ
bo.flush();
} catch (Exception e){
e.printStackTrace();
} finally {
try {
//出力ストリームを閉じる
bo.close();
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
}
インスタンス生成部分を見てください。
//インスタンス生成
bo = new BufferedOutputStream(new FileOutputStream("binary.dat"));
まずFileOutputStreamクラスのコンストラクタの引数に読み込むファイル名を指定してインスタンスを生成し、そのインスタンスをBufferedOutputStreamのコンストラクタの引数に指定します。これでインスタンス生成部分はOKです。
この後実際にファイルへバイナリデータを書き込んでいきますが、BufferedOutputStreamクラスの「writeメソッド」を使います。
byte tmp = 10; byte tmp2 = 50; //書き込み bo.write(tmp); bo.write(tmp2); //ストリームをフラッシュ bo.flush();この「writeメソッド」で書き込むことの出来るデータ型は「byte型」か「byte型の配列」です。
「int型」も指定できますが、1バイトで表現できる範囲なので「-128~255」までの値でないといけません。
この範囲を超えてしまうと正しい数値が書き込まれなくなるのでこの方法ではbyte型で書き込むようにしたほうがいいと思います。
他のデータ型を書き込む方法は後ほど説明します。
writeメソッドで書き込んだら、テキストファイルの時と同じように「flushメソッド」でバッファの内容を出力先に書き出してあげます。
わからない人はテキストファイルの書き込みの説明のページを参照してください。
後は最後に出力ストリームを閉じるだけです。
BufferedOutputStreamクラスの「closeメソッド」を実行します。
//出力ストリームを閉じる bo.close();このメソッドは引数がないので書いてあるようにただ実行するだけです。
これで全ての処理が完了です。
とりあえずこれでbyte型のバイナリデータを書き込む事が出来ました。
DataOutputStream
先ほどの説明ではbyte型のバイナリデータしか書き込めませんでしたが、「DataOutputStreamクラス」を使うとその他のデータ型のバイナリデータでもファイルに書き込むことが出来ます。
package file;
import java.io.BufferedOutputStream;
import java.io.DataOutputStream;
import java.io.FileOutputStream;
import java.io.IOException;
public class FileTest {
public static void main(String[] args) {
FileOutputStream fo = null;
BufferedOutputStream bo = null;
DataOutputStream dos = null;
try {
//インスタンス生成
bo = new BufferedOutputStream(new FileOutputStream("binary.dat"));
//インスタンス生成
dos = new DataOutputStream(bo);
//int型書き込み
dos.writeInt(100);
//double型書き込み
dos.writeDouble(10.777d);
//boolean型書き込み
dos.writeBoolean(true);
//char型書き込み
dos.writeChar('あ');
//ストリームをフラッシュ
dos.flush();
} catch (Exception e){
e.printStackTrace();
} finally {
try {
//出力ストリームを閉じる
dos.close();
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
}
DataOutputStreamのインスタンス生成は、//インスタンス生成 dos = new DataOutputStream(bo);のようにBufferedOutputStreamのインスタンスをコンストラクタの引数に指定します。
では、次に書き込み部分のコードです。
//int型書き込み
dos.writeInt(100);
//double型書き込み
dos.writeDouble(10.777d);
//boolean型書き込み
dos.writeBoolean(true);
//char型書き込み
dos.writeChar('あ');
上記のように「writeIntメソッド」や「writeDoubleメソッド」などのように型ごとにwrite~というようなメソッドが用意されていますので、書き込むデータ型に応じてメソッドを使い分けて書き込んで行きます。その後のflushメソッドやcloseメソッドは先ほどと同じように実行します。
このようにJavaで扱うデータ型のバイナリデータもDataOutputStreamを使えばファイルに書き込むことが出来ます。
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