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今回はJavaの値のキャストについて説明します。
変数には宣言時に型を指定していましたが、この変数に指定した型以外の値を入れてしまうと、エラーとなりコンパイルできないことがあります。
ですが、「キャスト」と呼ばれる型変換をすることによって、異なる型の変数に代入できることがあります。
また、Javaが自動的にキャストを行なってくれる場合もあります。
具体的には、
型毎のデータ幅については「Javaとは?値、型について」のページに記載していますの参考にしてください。
それではキャストの方法について説明します。
以下のコードを見てください。
キャストは「(型)」とキャストしたい変数の前に書きます。
上記コードではdouble型からint型にキャストしています。
つまりデータ幅の広い型からデータ幅の狭い型への変換になるため、キャストが必要というわけです。
(int)の部分がないとエラーになりコンパイルできません。
ちなみにvalueの値は「1」になります。
今回は数値同士のキャストについて説明しましたが、インスタンス(クラス)のキャスト等も行うことが可能です。
その辺はまた別のページで説明します。
実は文字列が入った変数を(int)とキャストしても出来ません。
別の方法で変換する必要があります。
予め数値型ごとのクラスに数字と文字列(String型)を相互に変換するメソッドが用意されてるのでそれを使います。
以下のコードを見てください。
int型だけIntegerというクラスになります。
まず文字列を数値に変換する場合は各型のクラスの「parse~」メソッドを使います。
引数には数字の文字列を指定します。
すると各型に変換されて、それぞれの型の変数に代入できるようになります。
数値を文字列に変換する場合は各型のクラスの「toString」メソッドを使います。
引数には各型の数値かその型の数値が入った変数を指定します。
すると、引数に指定した数値がString型に変換されて、文字列として扱うことが出来ます。
このように文字列と数値の変換に関してはキャストとはちょっと違う変換方法なので覚えておいて下さい。
>> 【クラスの作成、フィールド、メソッドの定義】に進む
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異なる型への値のキャスト
変数には宣言時に型を指定していましたが、この変数に指定した型以外の値を入れてしまうと、エラーとなりコンパイルできないことがあります。
ですが、「キャスト」と呼ばれる型変換をすることによって、異なる型の変数に代入できることがあります。
また、Javaが自動的にキャストを行なってくれる場合もあります。
具体的には、
代入する値がよりデータ幅の広い型の変数に代入する場合はJavaが自動的にキャストを行う。
代入する値がよりデータ幅の狭い型の変数に代入する場合はエラーになるため、プログラマによるキャストが必要
となります。型毎のデータ幅については「Javaとは?値、型について」のページに記載していますの参考にしてください。
それではキャストの方法について説明します。
以下のコードを見てください。
double d1 = 1.05; int value; value = (int)d1; System.out.println(value);int型の変数valueにdouble型の変数d1を代入している部分でキャストしています。
キャストは「(型)」とキャストしたい変数の前に書きます。
上記コードではdouble型からint型にキャストしています。
つまりデータ幅の広い型からデータ幅の狭い型への変換になるため、キャストが必要というわけです。
(int)の部分がないとエラーになりコンパイルできません。
ちなみにvalueの値は「1」になります。
今回は数値同士のキャストについて説明しましたが、インスタンス(クラス)のキャスト等も行うことが可能です。
その辺はまた別のページで説明します。
数値と文字列の変換
例えば文字列「123」を数値「123」に変換したい時はどうすればいいでしょう?実は文字列が入った変数を(int)とキャストしても出来ません。
別の方法で変換する必要があります。
予め数値型ごとのクラスに数字と文字列(String型)を相互に変換するメソッドが用意されてるのでそれを使います。
以下のコードを見てください。
//String型を各数値型へ変換 byte value = Byte.parseByte("1"); short value2 = Short.parseShort("2"); int value3 = Integer.parseInt("3"); long value4 = Long.parseLong("4"); float value5 = Float.parseFloat("5"); double value6 = Double.parseDouble("6"); //各数値型をString型へ変換 String str = Byte.toString(value); String str2 = Short.toString(value2); String str3 = Integer.toString(value3); String str4 = Long.toString(value4); String str5 = Float.toString(value5); String str6 = Double.toString(value6);上記を見ると分かるように、各型の最初の文字を大文字にしたクラスが予め用意されています。
int型だけIntegerというクラスになります。
まず文字列を数値に変換する場合は各型のクラスの「parse~」メソッドを使います。
引数には数字の文字列を指定します。
すると各型に変換されて、それぞれの型の変数に代入できるようになります。
数値を文字列に変換する場合は各型のクラスの「toString」メソッドを使います。
引数には各型の数値かその型の数値が入った変数を指定します。
すると、引数に指定した数値がString型に変換されて、文字列として扱うことが出来ます。
このように文字列と数値の変換に関してはキャストとはちょっと違う変換方法なので覚えておいて下さい。
>> 【クラスの作成、フィールド、メソッドの定義】に進む
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